医療管理講習会(平成24年2月18日)

 

2月18日(土)医歯薬会館3階講義室にて、医療管理講習会が50名近い参加者のもと

行われました。

 

【演題】 『再確認してみよう生活習慣病と歯科治療、

       さらに抗血栓療法患者の抜歯について』

 

【講師】 花沢康雄先生(千葉メディカルセンター歯科口腔外科)

 

古谷隆則担当理事の司会進行のもと市川昇会長の挨拶、花沢先生の経歴の紹介があり

その後、講演が約1時間半にわたって行われました。

 

講演要約
近年の社会情勢、食生活の変化により生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症)の患者さんが増加してきています。これらの疾患は動脈硬化症の最たる危険因子であり、適切な治療が施されないと脳卒中(脳梗塞、脳出血)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)へと進展するリスクが増加します。そこで生活習慣病から動脈硬化症、さらに心血管疾患の病態を再確認することによって、日常の歯科診療をより安全に行うようにとのことでした。

さらに心筋梗塞・脳梗塞疾患の予防のために投与されている抗血栓薬(抗凝固薬、抗血小板薬)を理解することにより、「抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドライン」(出席者全員にポケット版が配布されました)について、より把握できるように症例を提示しながらの説明がありました。

 

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