平成23年12月3日(土) 午後 3 時~ 於 東京ベイプラザホテル
演題 「今,臨床医に必要な歯科放射線の知識」
参加費 会 員 : 無料
会員外 : 20,000円
放射線の基礎知識から3次元の画像診断について
1.今回の震災により,マスコミによっていろいろな放射線の情報が報道されています。我々歯科
医師の医療現場でも,患者さんから放射線について多数の質問がされてきています。たとえば,「X
線検査をするとガンになると聞いたのですが,本当ですか?」,「妊娠をしているけれども歯の撮影
をしても大丈夫ですか?」などが上げられます。患者さんに説明するために必要な放射線の基礎知
識をお話しいたします。
2.1972 年にハンスフィールドによってX 線を用いたCT が発明され,医科界における診断治療技
術は飛躍的な進歩を遂げています。歯科でも,歯科専用X 線CT(CBCT)が開発されました。当教室
に設置されているCBCT (3DX:モリタ社製)を使用した代表的な症例を供覧しながら,歯科におけ
る3次元の画像診断についてお話しいたします。
3.歯科医療従事者のあいだで顎関節症というと「どうも、治りにくい。わかりにくい。」という
お話をよく聞きます。その理由は、専門として看板を掲げている私たちでさえ、診察・検査・診断・
治療という疾患の取り扱いに関する基本事項のコンセンサスが取れていないと言わざるを得ない
状況もあるからです。今回は歯列接触癖 ・Tooth Contacting Habit ( TCH )についてお話しい
たします。
講師: 本田和也
日本大学歯学部歯科放射線学教室 教授
日本大学歯学部付属歯科病院 歯科放射線科 科長
日本大学歯学部付属歯科病院 顎関節症科 科長
経歴
昭和62 年 日本大学助手
平成10 年 ノルウェーのオスロ大学留学
平成11 年 国際協力事業団(JICA)の専門家としてスリランカ・ペラデニア大学派遣
平成17 年 日本大学歯学部講師
平成19 年 日本大学歯学部教授 (歯科放射線学教室)
日本歯科放射線学会 認定医,指導医
日本顎関節学会 専門医,認定医,指導医
日本外傷歯学会 認定医
日本歯科放射線学会理事,日本顎関節学会理事