10月17日、午後5時~午後7時、医歯薬会館3階大教室に於いて、平成27年度第一回医療管理講習会を開催しました。講師には日本大学松戸歯学部、保存修復学講座、平山聡司教授をお迎えし、「日常臨床に生かす接着修復―接着の基礎と臨床応用―」という内容でご講演をいただきました。
コンポジットレジン修復は、毎日の診療で行わない日はないのではないかと言うくらい私たち歯科医師にとっては大変身近な診療です。しかし接着修復材料が急速に進化しており、我々技術者側の知識や技術が追い付いていかないケースも少なくありません。
「歯を出来るだけ削らないで審美的に治す」というMIの概念に基づいたクオリティーの高いコンポジットレジン修復を提供できるよう、日々、学術的・技術的研鑚を行う必要があります。そのための窩洞形成・接着の基本概念と予後に大きな影響を与える操作法について再確認し、また実際の臨床例も多く提供していただき、すぐに役立つポイントやコツをわかりやすくご教授していただきました。休憩なしの2時間でしたが、短くも感じられるほど内容の濃いご講演でした。
今回の講演で得た知識で患者様からの信頼を高め、患者様との心の接着が得られるよう努力していこうと思いました。
(鈴木みちよ記)